「なんてスピードだ!」 “怪物”ロナウド、バルサ時代の“異次元ドリブル弾”動画に反響
バルセロナ公式ツイッターが公開、ロナウドがバレンシア戦で決めた伝説の一撃
スペインの名門バルセロナは、その長い歴史の中で数々のスーパースターが“ブラウグラナ”(青とエンジ)のユニフォームを身にまとい、本拠地カンプ・ノウのピッチで眩い輝きを放ってきた。現在はアルゼンチン代表FWリオネル・メッシが、長く絶対的エースとして君臨。2000年代前半には元ブラジル代表FWロナウジーニョが黄金期の礎を築いたが、1990年代に強烈なインパクトを残した1人と言えば、“フェノーメノ”(怪物)の異名で知られる元ブラジル代表FWロナウドだろう。バルセロナ公式ツイッターは17日に、伝説のゴール動画を公開。返信欄にはファンから「なんてスピードだ!」など、称賛の声が寄せられている。
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新型コロナウイルス感染拡大の影響により、スペインをはじめ世界各国のリーグ戦が中断されている。無期限で活動停止中のバルセロナは連日、過去のスーパープレー動画などをSNSで公開しているが、この日投稿されたのが“怪物FW”の伝説の一撃だった。
ロナウドはオランダのPSVでゴールを量産して頭角を現すと、1996年夏にバルセロナへ加入。シーズン中に20歳となった若き才能はリーガ・エスパニョーラで37試合34得点と大爆発し、いきなり得点王を獲得すると、翌97年にバロンドールを受賞した。もっともバルサに在籍したのは、この1シーズンのみ。97年夏にイタリアのインテルに移籍し、その後レアル・マドリードで“銀河系軍団”の一員としても活躍したが、多くの人の脳裏に「最も輝いていた瞬間」として刻まれているのは、やはりこのバルセロナでの96-97シーズンだろう。インテル移籍後に大怪我をする以前、爆発的なスピードを武器にしたプレーはまさに別格だった。
バルセロナ公式ツイッターが今回公開したのは、ロナウドが鮮烈なハットトリックを達成した96年10月26日の本拠地バレンシア戦(3-2)での3点目のシーン。3ゴールはいずれも圧倒的な速さで相手守備陣を切り刻んで決めたものだが、特に印象深いのがこの3点目だ。センターサークル付近でボールを拾ったロナウドがドリブルを開始。目の前に相手のフィールドプレーヤー4人がいるなか、鋭いドリブルで選手間の狭いスペースをぶち破り、最後は冷静に相手GKの動きを見極めてシュートを流し込んだ。
規格外のスピードを披露したゴール動画の公開を受け、返信欄ではファンから「なんてスピードだ!」「超一流」「この悪魔は怪我をする前は止められなかった」「カルチョ史上最強のストライカー」など称賛の声が多く寄せられた。異次元のパフォーマンスとともに、わずか1シーズンのみの在籍となった“怪物”ロナウドのプレーは、バルサの伝説の1ページとして刻まれている。