「ものすごい経験だった」 イニエスタ、バルサ時代の“黄金期”回想…ペップとの秘話も明かす

イニエスタがバルサ時代の黄金期を回想【写真:Getty Images】
イニエスタがバルサ時代の黄金期を回想【写真:Getty Images】

下部組織時代にトロフィーを渡したペップが将来を“予言”

 J1ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、バルセロナ時代に正確無比なテクニックとパスで黄金時代を作り上げた。当時師弟関係を築いたペップことジョゼップ・グアルディオラ監督(現マンチェスター・シティ監督)、相棒の元スペイン代表MFシャビ・エルナンデス(現アルサッド監督)との秘話をスペイン紙「マルカ」に明かしている。

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 イニエスタは12歳で故郷アルバセテを旅立ち、バルセロナの下部組織の門を叩いた。「数多くの困難があったんだ。12歳で家族と離れたことは個人的に苦しかったしね」と回想し、当時の大会で優勝した際に、トロフィーを渡したグアルディオラからかけられた言葉をこう明かしている。

「その時『数年後、君がトップチームでプレーしている様子を私はスタンドで見ているはず』と彼が言ったんだ。それは正しかったし、彼は僕の指導者となり、クラブ史で唯一無二の瞬間を過ごした。ものすごい経験だったよね」

 そのグアルディオラ体制1年目となった2008-09シーズン、実は序盤戦でヌマンシア、ラシン・サンタンデールといった格下相手に敗戦を喫していた。その際、イニエスタは監督室に出向いたという。「僕が彼にただ一つ伝えたかったことは、みんなが自分たちのやっていることを楽しんでいて、それを上手くプレーすることに完璧な自信を持っていたということだった」と、全幅の信頼を置いていたことを明かしている。

 圧倒的なポゼッションスタイルを円熟させていったグアルディオラ体制のなかで、中盤で名コンビを組んでいたシャビとは今も連絡を取り合っているという。それは指導者としてのビジョンなのだと、イニエスタは語っている。

「彼とは今もよく連絡を取っていて、指導者になることについても話している。彼自身も指導者になったことを喜ばしく思っている。サッカーが好きで、サッカーについて考えるのが好きな人にとって、最終的には(指導者になることが)誘惑されるものだから」

 イニエスタは「たぶん僕は将来的に同じような状況になるかもしれないね」と語っている。今も圧倒的なプレーを見せているイニエスタだが、将来的にはテクニカルエリアで指導する姿を見られる日が来るのかもしれない。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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