マンCが来季監督のペップに325億円の補強費を用意 バルサからの教え子獲得は封印か

ペップとベギリスタインSDが協議を重ね補強リストを作成

 マンチェスター・シティの来季監督への就任が決まったジョゼップ・グアルディオラ氏は、バルセロナ時代の教え子の引き抜きを封印する方針を固めたという。スペイン地元紙「スポルト」が報じている。

 グアルディオラ監督は、現マンチェスター・シティのスポーツディレクターであるチキ・ベギリスタイン氏と来季のプロジェクトについて協議を重ねているという。そしてシティは来季、少なくとも8選手を補強する方針だという。サイドバック2人、センターバック2人、セントラルMF1人に加え、指揮官が高く評価するセルヒオ・アグエロの相棒役となるアタッカーを獲得することになるが、それらの補強リストにバルサの選手の名前はないという。

 ペップは選手としてバルサで6度のリーガ優勝を経験し、監督としても3度優勝するなどクラブ史に残るレジェンドとなっている。現在のバルサにも教え子は多く、彼のボールポゼッション哲学を完璧に実行できるセルヒオ・ブスケッツなどは真っ先に獲得を希望する人材と言えそうだが、古巣との衝突を避けるためにリストから外れているようだ。また、世界最強のトリデンテを形成する「MSN」のアルゼンチン代表リオネル・メッシ、ウルグアイ代表ルイス・スアレス、ブラジル代表ネイマールを引き抜くのも事実上不可能だと考えているという。

 グアルディオラ監督はバルセロナでは徹底してショートパスをつなぐポゼッションサッカーを展開していたが、バイエルンでは戦況に応じてロングフィードを使うなど臨機応変なサッカーを披露している。2013年にバルサからバイエルンに移籍した際、スペイン代表MFチアゴ・アルカンタラを引き抜いたが、今回は封印する様子。果たして2億5000万ユーロ(約325億円)の補強費を使って、ペップはどのような戦力をシティに加えるのだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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