チチャリートがプレミアに帰還!? アーセナル、リバプールが獲得に動くか
今季の活躍で価値が高騰 レバークーゼン幹部が放出の可能性を示唆
今季レバークーゼンに加入し、リーグ戦16試合12ゴールと絶好調のチチャリートこと、メキシコ代表FWハビエル・エルナンデスが来季プレミアリーグに復帰を果たす可能性が浮上している。英地元紙「デイリー・スター」が報じている。
「我々はチチャリートを最大限活用する必要がある。しかし、チチャリートがいなくなった時のことも考えて準備しなくてはいけない。我々は別のスターストライカーを獲得する必要がある。我々も『チチャリートマニア(彼を応援する熱狂的ファン)』に夢中になることはできない」
レバークーゼンの役員であるヨシェン・A・ロタウス氏は、放出の可能性があることを示唆している。チチャリートは過去公式戦16試合で19得点を決めている。この数字はバルセロナのウルグアイ代表FWルイス・スアレスに並ぶ、欧州でトップのゴール数だ。アレックス・ファーガソン元監督が”赤い悪魔”を去った後、後任のデイビッド・モイーズ氏やルイス・ファン・ハール監督に重用されず出場機会を失ったが、今季のブンデスリーガでの活躍により、その価値は高騰している。
チチャリートを狙うプレミア勢としては、アーセナルの名前が上がっている。かつて同クラブにはメキシコ代表FWカルロス・ベラ(現レアル・ソシエダ)が所属していたが、ノースロンドンの地では大きなインパクトを残すことができなかった。現在はチリ代表FWアレクシス・サンチェスがガナーズのエースの大役を担っており、ラテンスタイルの選手が十分に成功する余地があることを証明している。
また、イングランド代表FWダニエル・スターリッジやダニー・イングスなどを負傷で欠き、ストライカーの頭数が足りていないリバプールにも、チチャリート獲得の動きがある可能性も浮上している。今季のブンデスリーガでの活躍で、彼のゴール前での嗅覚がワールドクラスであることを示した。引く手数多のストライカーで、「チチャリートマニア」は来季どのクラブに生まれるのだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images