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天才MF小野伸二、拍手喝采の“超絶ループ弾”に再脚光 フェイエノールト特集で3位選出
古巣フェイエノールトが2000年代の厳選30ゴールをランキング形式で紹介
日本サッカーの天才列伝において、元日本代表MF小野伸二(FC琉球)の名前は間違いなく刻まれるだろう。かつて所属したオランダの名門フェイエノールトが、2000年代のスーパーゴール30傑を選出。ランキング形式で紹介したなか、会場のファンから一斉にスタンディングオベーションが巻き起こった小野の驚愕ゴールが3位にランクインしている。
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フェイエノールトは公式YouTubeチャンネルで「2000年から2009年までの美しく重要な30ゴールをあなたに」と記して、17分超のゴール集を公開。そのなかで堂々の3位に選ばれたのが、小野の一撃だ。
2001年、浦和レッズからフェイエノールトに加入した21歳の小野は、移籍1年目ながらスタメンに定着して、リーグ戦30試合3ゴールをマーク。さらにUEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)で8試合2ゴールと活躍し、日本人選手として初めて欧州カップ優勝を達成した。その後5シーズンにわたって在籍し、ファンを魅了し続けたレジェンドだ。
2000年代のゴールランキングにおいて、小野の圧巻ループ弾が3位に入った。移籍1年目の2001-02シーズン、エールディビジ第26節でAZアルクマールを本拠地で迎え撃ち、先発した小野は1-0とリードして迎えた前半31分に魅せる。
フェイエノールトが右サイドから中央にパスを送ると、相手エリア手前でボールを受けた元デンマーク代表FWヨン・ダール・トマソンが巧みに後方へ落とす。そのボールを受けた小野は、相手2人が寄せるなかで右足を振り抜き、守備陣とGKの頭上を越える25メートルのループシュートを放ち、鮮やかにネットを揺らした。
本拠地は大歓声に包まれ、小野のゴールが決まった直後、ホームのファンが一斉に反応して日本の天才MFにスタンディングオベーションで賛辞を送った。小野もファンの熱気に応えるように右手をクルクルと回して歓喜を爆発させ、祝福するチームメートの輪の中でサッカー少年のような満面の笑みを浮かべていた。
2位に元オランダ代表FWピエール・ファン・ホーイドンク、1位に盟友トマソンが選出。いずれも小野と共闘し、華麗なコンビネーションを披露しており、一時代を象徴するトップ3となっている。