「レアルは切に求めている」 ベイル、バルサ戦“60m独走”ゴラッソを現地紙が再注目
6年前の国王杯決勝で決めたゴールに再脚光
レアル・マドリードのウェールズ代表FWギャレス・ベイルが宿敵バルセロナを相手に決めたゴラッソから6年の月日が流れた。圧倒的なスピードを見せつけたゴールに再び脚光が当てられていると同時に、今や放出候補とも言われるベイルの待望論がスペインメディアで沸き起こっている。
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「レアル・マドリードはベイルを切に求めている」
このような見出しで取り上げたのはスペイン全国紙「マルカ」だ。“レアル寄り”の新聞としても知られる同紙は、6年前の2014年4月16日にベイルがバルセロナとの国王杯決勝でベイルが決めたゴールにスポットライトを当てている。
このゴラッソが生まれたのは1-1の同点で迎えた後半40分だった。ピッチ中央、左サイドのタッチライン際でDFファビオ・コエントランからの縦パスを受けたベイルはそのままボールを前方に大きく蹴り出して急加速を開始。
カバーに入った元スペイン代表DFマルク・バルトラにタッチラインの外へと押し出されるも、ベイルは抜群のボディバランスで体制をキープし、そのまま大回りで駆け抜けてバルトラを置き去りにした。そのままペナルティーエリア内まで持ち込み、左足のシュートで決勝点をマークした。
「ブラウグラナ(バルセロナ)との試合でベイルがゴールを決めったからたった6年だ。レアル・マドリードのファンはマルク・バルトラを抜き去った驚異の走りを思い出している」
今から6年前に生まれた60メートル独走のスーパーゴールについて、記事ではこのように振り返られている。
レアルでUEFAチャンピオンズリーグ4度優勝の実績を誇り、印象的なゴールも多く決めているベイルだが、近年は度重なる怪我や代表活動中のレアル軽視の振る舞いなどネガティブな話題ばかりが先行し移籍の噂も絶えない。このバルセロナ戦のゴールはまさに絶頂期の輝きとも言えるだけに、ファンは当時の姿を取り戻すことを期待しているようだ。
中国行きも噂されたベイルだが、まだ30歳と老け込む年齢ではない。再びレアルサポーターの前で“スーペル・ゴラッソ”を披露することができるだろうか。