短気な天才MFの“神パス”に再脚光 「史上最高のアシスト」「GKと観客全員を騙した」
元スペイン代表MFグティ、レアル時代に見せた“魅力凝縮”のプレーを英メディア絶賛
サッカー史において「天才」と称された選手は数多い。その中の1人が、かつてスペインの名門レアル・マドリードで活躍した元スペイン代表MFグティ氏だ。英メディアは「史上最高のアシスト」と名高い“神パス”を改めて取り上げ、動画とともに「GKと観客全員を騙した」と絶賛している。
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グティ氏は、レアル下部組織出身で、95年にデビューしてから15シーズンにわたってプレー。卓越した技術と創造性あふれるプレーでファンを魅了し続けた。そんなレフティーの魅力が凝縮されたプレーがある。
2010年1月30日のリーグ第20節デポルティーボ・ラ・コルーニャ戦。1-0とレアルがリードして迎えた前半40分、元ブラジル代表MFカカからパスを受けたグティは相手エリア内でボールを受けると、相手GKと1対1の場面を迎えた。
そのまま左足シュートを放つかと思われた次の瞬間、ゴール方向を見たままヒールパス。このフェイントにGKやDFが手玉に取られ、後方から走り込んだ元フランス代表FWカリム・ベンゼマがポッカリと空いたゴールにボールを流し込んだ。
英メディア「スポーツ・バイブル」は「GKダニエル・アランスビアが衝撃を受けた瞬間だった」と紹介。「デポルティーボGKは、自分のラインから飛び出し、可能な限り自分の体を広げた。レアルの危険なカウンター攻撃を止めようと正しいことをした。しかし短気な天才であるグティが、ただただ凄かった」と賛辞を贈る。