ファン・ハール流は退屈だけじゃない⁉ 浮き彫りになった不名誉なプレミア最大の数字とは

今季リーグトップのファウル数は303!

 「退屈」「守備的」など揶揄されるルイス・ファン・ハール監督率いるマンチェスター・ユナイテッドだが、新たに「ダーティー」という形容詞が加わることになるかもしれない。英地元紙「サン」が「正式発表 マンチェスター・ユナイテッドはプレイアリーグで最も汚いクラブ」と特集している。

 データ会社「OPTA」の統計によると、マンチェスターUは今季これまでのリーグ戦で303回のファウルを犯しており、これがリーグトップの数字だという。2位のトットナムの300回、3位のクリスタルパレスの294回を引き離して、1位となっている。

 個人部門ではフランス代表MFモルガン・シュナイデルランが39回のファウルで4位につけている。際どいタックルでファイターとして知られるベルギー代表マルアン・フェライニを含め、他の選手はトップ10のリストには入っていない。

 一方、プレミアで最もファウルを犯している選手は現在最下位に位置するアストン・ビラのセネガル代表MFイドリッサ・ゲイェで45回だった。

 主審がファウルをなかなかとらないプレミアリーグにおいて激しいタックルは戦う男の象徴でもある。タックルを嫌がる選手はサポーターになかなか受け入れてもらえない傾向にある。。マンUでも、過去には元アイルランド代表ロイ・キーン、元イングランド代表ポール・スコールズ、元アルゼンチン代表ガブリエル・エインセ、元セルビア代表ネマニャ・ビディッチなどハードタックラーが活躍してきた。

 しかし、数々のタイトルと共に歩んだアレックス・ファーガソン時代と違い、2年間で460億円補強現在リーグ5位と欧州チャンピオンズリーグ出場圏外に苦しむチームにおいては、ファウル数は勲章とは呼べなそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

 

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