“W杯得点王”クローゼ、来季バイエルンのコーチ就任か 指揮官も歓迎と独誌報道
元ドイツ代表エース、バイエルンU-17監督の契約は延長せず
ワールドカップ(W杯)での歴代最多得点記録を持つ元ドイツ代表FWミロスラフ・クローゼ氏が、来シーズンからバイエルン・ミュンヘンのコーチに就任する可能性が高くなっているようだ。
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クローゼ氏は2001年3月に行われた日韓W杯欧州予選のドイツ対アルバニア戦で代表デビューを果たすと、その後は4大会連続でワールドカップに出場。自国開催となった06年ドイツW杯では5ゴールを決めて大会得点王に輝き、さらに14年ブラジルW杯準決勝ブラジル戦(7-1)では通算16点目となるゴールを決め、元ブラジル代表FWロナウド氏が持っていた歴代通算得点記録を塗り替えるなど、エースストライカーとして2000年代のドイツ代表を牽引してきた。
16年11月に現役を引退し、現在はバイエルンのユースチーム(U-17)で監督を務めているクローゼ氏だが、今シーズンまでとなっているユースチームの監督としての契約を延長していないため、その去就に注目が集まっていた。そんななか、バイエルンのトップチームで監督を務めるハンジ・フリック監督は、ドイツ誌「シュポルト・ビルト」との取材の中でクローゼ氏について「来てくれれば、我々にとって大きな力になると思う」とコメントし、同氏のトップチーム入閣を歓迎する意向を明かしている。
また、フリック監督は「ミロ(クローゼ)とはすでに一度話し合いをしている。この件については彼が自分で決断しないといけない。私が決めることではなく、彼の問題だよ」とも語り、すでにクローゼ氏と来季について話し合ったことと、本人の意思によってトップチームで働くかどうかを決められるようになっていることも認めている。
今年6月にはドイツの指導者S級ライセンス講習会への参加を予定するなど、指導者として着実にステップアップしているクローゼ氏。果たしてどのような決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)