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現役選手でもレジェンドでもなく… サッカー界“最も影響力のあるオランダ人”は豪腕代理人
ライオラ氏がファン・ダイクやクライフ氏を上回る得票数で1位に立つ
オランダメディア「Voetbal International」による、有識者の投票で選定される現在のサッカー界で最も影響力のあるオランダ人50人のトップに、選手や監督ではなく欧州を席巻する代理人のミノ・ライオラ氏が選出された。
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ライオラ氏はイタリアで生まれたものの、生後1年と経たずに家族がオランダに移住したことで、イタリア系オランダ人として知られる。今では、元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチやフランス代表MFポール・ポグバらの代理人を務め、欧州屈指の影響力を誇る。
そのライオラ氏は、現在のサッカー界で活躍するリバプールのDFフィルジル・ファンダイクや、ユベントスのDDFマタイス・デ・リフトといった現役の代表選手を押さえ、さらには2016年3月に亡くなった同国のレジェンドであるヨハン・クライフ氏を超える得票数となった。
その結果についてライオラ氏は「クライフ氏はサッカー界のアイコンだ。彼のサッカーについてのアイディアにより、世界中で非常に多くの後継者を作り出した。その攻勢が非常に優れていることに間違いはない。彼の影響力は50年以上続き、彼の死後も続いている。それは特別な存在であることの証明だ」とコメントしている。
一方でライオラ氏は「この投票で1位になったことは、人々が私の仕事を理解するまでにかなり長い時間がかかったので、控えめながらも誇りに思っている。私は今ではオランダ人として見られ、もはやイタリア人として見られないが、オランダにおいてそれと同じくらい素晴らしく喜ばしいことだと思っている」ともコメントした。
今やサッカー界において代理人の存在は大きなものになっている。剛腕として知られるライオラ氏の発言や行動一つでどのような影響があるかと考えれば、この投票結果も妥当なものだと言えるのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)