Jリーガーの苦悩、コロナ禍で鬱症状を激白 「辛く悲しい」「生きる意味がないと…」

「もっと1人になりたいと思った。電話やSNSに喜びを感じず、全部消した」

 エゼキエウは「1月に結婚して、妻が来るのを楽しみにしていた」と明かす。新型コロナウイルスの感染拡大で事情が変わり、いつ会えるか分からない不透明な状況を嘆く。

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「ビザ取得に力を尽くしたけど、様々な問題が起きて、今年中に会えるかどうか分からない。もしかしたら年末かもしれないし、来年かもしれない。それにシーズンが再開されるかどうかも分からない状況だ。この不確実な状況は決して良いとは言えない」

 広島移籍はエゼキエウにとって初の海外挑戦であり、異国で生活し始めたばかりの22歳は、不安は日々に心を苛まれたという。

「僕は本来とても明るく外交的な性格なんだ、悪いことが起きてもね。例えば、サッカーでも難局を何度も経験してきたけど、大きな怪我をしていないことに感謝していたぐらいだ。今回の騒動を受けて練習に行く気力がなかなか湧かない時、友人から話をしようというメッセージが来たけど、それに応じる気力もなかったよ。その時すでに孤独を感じていたけど、もっと1人になりたいと思っていた。電話やSNSに喜びを感じず、全部消したんだ。まるで生きる意味がないように感じていたんだ」

 鬱のような症状に苦しんだと告白するエゼキエウだが、「でも今はもう大丈夫だよ。家族とかとたくさん話をして、だいぶ元気になったんだ」と前向きな姿勢を見せた。

 Jリーグでは6月、7月、8月の再開案がそれぞれ協議されており、新型コロナウイルスが拡大するか収束するかで状況も変わる。日本全体に不安が広がるなか、選手のメンタルケアも重要になってきそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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