名門ミラン、内部対立は昨秋から? 次期監督を巡り思惑交錯、元日本代表監督も批判
OBコンビ排除に成功しつつあるミラン、すべて経営サイドの思惑通りか
イタリア・セリエAの名門ACミランは、次期監督の選定を巡って内部対立が発生したと報じられてきたが、その火種は昨秋の時点ですでに生まれていたという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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ミランは今年に入ってから、強化部門の幹部であるOBの元クロアチア代表ズボニミール・ボバン氏と元イタリア代表パオロ・マルディーニ氏のコンビが、経営権を持つ米ファンド「エリオット・マネジメント」と昨年冬にアーセナルからやってきたイヴァン・ガジディス最高経営責任者(CEO)のコンビに反目し、来季監督を巡って対立していたという。
ドイツの名将ラルフ・ラングニック氏の招聘を画策した経営サイドに反発したOBコンビだったが、その結末はボバン氏の解任という形になった。マルディーニ氏も今季限りでクラブを追われるという報道が絶えない。
しかし、その火種は昨年10月、今季からの指揮を任せたマルコ・ジャンパオロ監督を解任するタイミングにさかのぼるという。この時、すでに経営サイドはラングニック氏の監督就任を目指して動きを見せたが、OBコンビは反発してイタリア人指揮官の就任を主張。その結果が現在のステファノ・ピオリ監督の就任だったとした。つまり、この時点で経営サイドの本命はラングニック氏であり、来季監督への招聘は2度目の動きだったとしている。
ラングニック氏と経営サイドは秋の時点からすでにコンタクトが続いており、イタリア語のレッスンも受けているという。そのことからも、OBコンビの追い落としは経営サイドによる計画的な動きであったというのが判明したと伝えられている。
年俸上限の設定や若手への切り替えなどを目指す経営サイドの動きは、かつて指揮を執った元日本代表監督アルベルト・ザッケローニ氏や元イタリア代表デメトリオ・アルベルティーニ氏などからも批判を受けていた。しかし、ここまではOBコンビの排除に成功しつつある経営サイドの思惑通りに進んでいる模様だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)