村井チェアマン、国際Aマッチ期間にJ開催の可能性を示唆 「フレキシブルに対応」
Jリーグの村井チェアマンがリーグ完遂に向けた対処方法について言及
Jリーグは15日、「2020年度 第2回臨時理事会」を行い、ウェブで会見を開いた。新型コロナウイルス感染拡大の影響でJリーグ各カテゴリの再開日程が白紙となっているなか、今季の大会方式変更などが決定。出席した村井満チェアマンは、具体的な再開の日程はまだ不透明としながらも、国際Aマッチ期間にリーグを開催する可能性も示唆した。
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日本中に蔓延している新型コロナウイルスの影響でJリーグは2月にJ1、J2の開幕節を迎えたあと、中断が決定。その後、4月25日にJ3、5月2日にJ2、5月9日にJ1が再開予定だったが、4月3日に白紙に戻すことで合意した。同8日にはJ1は第15節(5月23日)、J2は第17節(5月23日、24日)、J3は第10節(5月16日、17日)までの延期が決定。5月27日に予定されていたルヴァンカップ・プレーオフステージ第1戦の延期も決まっている。
この日行われた臨時理事会では今季の大会方式変更が決定。新型コロナウイルスの影響により、消化試合が未定のなか、J2からJ1への昇格は上位2クラブの自動昇格とし、J1参入プレーオフは中止。J3からJ2への昇格も上位2クラブの自動昇格となった。この2点は、全試合数の75%、かつ、全クラブがホーム・アウェーに限らず50%消化した場合のみ適用される。
この「基準試合数」を満たさなかった場合は大会不成立となり、当該カテゴリの順位決定は行われず、昇格もなし、よって、来季はJ1が18~20クラブ、J2が20~24クラブ、J3は14~18クラブの中で開催されることとなった。
4月7日は緊急事態宣言も出されるなか、Jリーグの再開日程もいまだ不透明。この日も、決定には至らず、村井チェアマンは「申し上げることができない」とした。現時点では早くても6月以降の再開となることが予想される。そんななか、村井チェアマンはリーグ完遂のために「代表チームが招集されている中でもJの試合を行うことも考えていけないかもしれない」と、国際Aマッチ期間にリーグを開催する可能性があることを示唆した。
日本代表は6月に臨む予定だったカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の延期が決定。今後の日程は不透明ながら、当初はW杯アジア最終予選が行われる予定だった9月、10月、11月の国際Aマッチ期間にリーグを遂行する可能性もあるという。さらに、村井チェアマンは、国内タイトルが懸かっている天皇杯やルヴァンカップ・グループステージ、プレーオフなどの日程も「フレキシブルに対応していく中で日程を確保していくのか議論した」と説明した。今後はさまざまな事態を想定して対応していくことになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)