国王杯で歴史的な大敗　クラブ幹部は解任を否定

　バレンシアで長く活躍した元スペイン代表GKサンティアゴ・カニサレス氏が、3日の国王杯準決勝第1戦でバルセロナに0-7と惨敗した責任をとって、ギャリー・ネビル監督は「辞任すべき」と厳しく批判した。英国営放送「BBC」が報じている。

　昨年12月にバレンシアの監督に就任したネビル監督だが、ここまでリーグ戦では8戦未勝利（5分3敗）。国王杯ではラス・パルマスを下して（2戦合計2-1）準決勝に進んだが、その第1戦でバルセロナを相手に屈辱的な0-7の敗戦を喫した。

　古巣の惨状を見かねたカニサレス氏は、ネビル監督に謝罪と辞任を要求している。

「私は監督は辞任、そして謝罪すると思っていた。私が無知なのかもしれないが、それでも彼が（辞任も謝罪も）しなかったことには驚いた。彼は正直な人間だと思っていたのに」

　バレンシアのヘスス・ガルシア・ピタルチSDはネビル解任については考えていないようだが、リーグ戦未勝利が続く状況とバルサ戦0-7の敗戦を受け、「説明しようのない一日。我々はファンに謝らなければいけない。我々の歴史上ワーストの結果だった」と話していた。

　これに対し、バレンシアで400試合以上に出場し、2度のリーグ優勝などチームの黄金期を知るレジェンドは「ガルシア・ピタルチが言ったように、彼がネビルに信頼を置いているとしたら、失望だ」と、イングランド人指揮官の続投に疑問を投げかけていた。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images