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元ブラジル代表FW、コロナ騒動の日本人“抗議姿勢”に驚き「世界の終わりだと思った」
柏や横浜FCで活躍したFWフランサ、長年プレーした日本の将来を懸念
新型コロナウイルスが世界中に広がり、Jリーグや欧州リーグなどが中断するなどサッカー界も大きな影響を受けている。かつて柏レイソルや横浜FCで活躍した元ブラジル代表FWフランサが日本の現状に触れ、抗議する日本人の姿を見て「世界の終わりだと思った」「何かが変だということ」と思いを明かしている。ブラジルメディア「GazetaEsportiva」が報じた。
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フランサといえば、「魔術師」の異名を取ったテクニシャンだ。2005年にレバークーゼンから柏レイソルに加入すると、数々の圧巻プレーを披露してチームを力強く牽引。2007年にはJリーグ優秀選手賞を受賞するなど強烈な存在感を放った。2011年夏に横浜FCへ移籍し、そのシーズンを最後に現役から引退している。
現在も日本に滞在しているフランサが母国メディア「GazetaEsportiva」の取材に応じ、新型コロナウイルス騒動に揺れる日本の状況について説明。「中国の武漢市で最初の感染が出たなか、日本はすぐに対策をして一度落ち着かせた」と当初の状況を振り返っている。しかし、世界中に拡大したウイルスを食い止めることができず、日本でも感染者が増加しているのが実情だ。
「スーパー、コンビニなど最低限の施設のみが営業している。日本人が抗議するような状況を見て、世界の終わりだと思ったよ」と漏らすフランサ。日本での期間も長く、国民性も熟知してる。元ブラジル代表FWは「日本人が抗議するのを見たことがある?」と問い掛けながら、「日本人が不満を漏らすということは、何かが変だということだ」と続けた。
「政府は一世帯に2枚のマスクを配るが、国民が求めているのは金銭。一番心配なのは自殺だ。日本では今回のような騒動がなくても、年間3万5000人近くが自殺したり年もある(2003年3万4000人超)。失業者が増えるなか、日本人に懸念を抱いているよ」
新型コロナウイルスの影響は様々な業種に及んでおり、今後の景気後退が憂慮されるなか、フランサは愛する国の将来を案じていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)