スペイン人Jリーガー、日本のコロナ感染状況を懸念 「1カ月で5000人近く増えた」
Jリーグで4シーズン目を迎える愛媛MFシシーニョ、日本の現状について言及
J2愛媛FCに所属するスペイン人MFシシーニョが、母国のラジオ番組「El Larguero」の取材に応じ、新型コロナウイルスの感染拡大が懸念される日本の状況について持論を展開した。「五輪があり、データを隠したがっていたのではないかと思う」と語っている。スペインのラジオ局「カデナ・セール」が報じた。
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現在33歳のシシーニョは、バレンシアやバジャドリードなどでプレー。韓国、ポーランド、ギリシャのクラブを渡り歩き、2017年にFC岐阜に加入してリーグ戦39試合に出場するなど存在感を放った。2018年から徳島ヴォルティスで2シーズンにわたってプレーし、今季から愛媛に加入している。
日本で4シーズン目を迎えるシシーニョは母国のラジオ番組「El Larguero」に対して、日本の現状について言及。「驚いたのは、中国に近い国の一つであり、1月に感染者が出た時には感染者があまり増えず、3カ月が経過してはるかにコントロールされているなかで感染者数が増え始めたということ」と語っている。
また、3月24日に東京五輪の延期が発表されたなか、シシーニョは「日本は五輪もあり、本当のデータを隠したがっていたのではないかと思う」と新型コロナウイルスの感染データについて指摘。その背景として経済的な影響を上げ、「延期となれば、どれほどの経済損失があるかは我々も知っている。延期の決定後、コロナウイルスの症例が増加し始めたし、それまで1000人程度だったが、ここ1カ月で5000人近く増えた」と続けている。
日本では3月下旬から感染者が急増し始めたこともあり、シシーニョがタイミング的に五輪延期との関連性を勘ぐってしまった可能性は否めない。それでも欧米に比べれば、日本は様々な手を打って感染拡大を抑えており、サッカーファンは1日も早いシーズンの再開を願っている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)