「4歩先を行っていた」 チェルシー元主将、名将モウリーニョの“人心掌握術”を回想

意識変化のポイントとなったテリー&ケーヒルへの激怒事件

 アメとムチを使い分けるモウリーニョ監督は、チェルシーがリーグ優勝した2013-14シーズンの最初の練習で、テリーとケーヒルに激怒していたという。

「僕とケーヒルは、ボールを失い過ぎていた。すると、彼は練習を止めたんだ。そこには契約したばかりのセスク・ファブレガス、ジエゴ・コスタら数名の選手がいた。彼は『そこの2人、そんなにボールを失い続けるなら、1億ポンド(約135億円)を使って新しいセンターバックを補強するぞ』と言ってきたんだ。僕たちは顔を見合わせて『やばい』と思ったよね」

 叱咤を受けたことで、2人の意識は変わったという。「そこから僕とガズ(ケーヒル)は、練習からみんなを潰していった。スピードは上がったし、誰もが互いに強くいっていたんだ。練習後、彼は僕たちの肩に腕を回して『だからこそ、君たちが開幕戦のスタメンなんだ』と言ってきた。彼は自分が何をしているか分かっていたし、僕たち全員の4歩先を行っていたよ」と、当時のエピソードを明かした。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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