メッシ、ネイマール、ディ・マリア… 欧州5大リーグで生まれた「衝撃FK集」
2019年から20年にかけて生まれた直接FKによる“ゴラッソ”5本を紹介
直接FKによるゴールは、サッカーにおける最も華やかな瞬間の一つだろう。観衆が固唾を呑んで見守るなか、一振りで試合を動かすプレーには大きな称賛の声が寄せられる。DAZNは「欧州5大リーグの衝撃FK集」として、昨年から今年にかけて生まれた選りすぐりのFK5本を紹介している。
現在、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るい、各国の公式戦は中断。新たなスーパープレーに出会う機会は奪われてしまっているが、過去の美技を振り返ることはできる。
DAZNが「欧州5大リーグの衝撃FK集」として公開した動画で最初に紹介されているのは、バルセロナのアルゼンチン代表FWメッシが昨年10月のバジャドリード戦で決めたもの。ペナルティーエリア外やや右寄りの位置から、美しい軌道のシュートをトップコーナーに突き刺した。
続いて、昨年3月にサウサンプトンのイングランド代表MFジェームズ・ウォード=プラウズが、強豪マンチェスター・ユナイテッドとの一戦で決めた一撃。ゴール正面左寄りから右足を振り抜くと、力強い弾道のボールがスペイン代表GKダビド・デ・ヘアの牙城を破っている。
3つ目はパリ・サンジェルマン(PSG)のブラジル代表FWネイマールの“ゴラッソ”だ。昨年12月のモンペリエ戦、ゴール正面やや左から放たれたキックはGKの逆を突いてファーサイドへ。巧みにカーブのかかったボールは、GKの手が届かないギリギリのコースを通って鮮やかにゴールネットを揺らした。
そして4つ目は、今年2月にレッチェのMFマルコ・マンコースがナポリ戦で決めたパワフルなFK。ゴールから30メートル以上はあろうかという距離から右足でシュートを放つと、ボールは壁を越えて空中を滑るかのような軌道を描き、コロンビア代表GKダビド・オスピナの守るゴールを打ち破った。
最後は昨年3月、PSGのアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリアがマルセイユ戦で決めたロングFKだ。ゴールほぼ正面から立ちはだかる壁の横を通し、巻いて落とす美しいシュートは、GKが飛ぶこともできないほど完璧な一撃となり、チームに歓喜をもたらしている。
さらに遡れば、数え切れないほどの名ゴールを生んできた直接FK。シーズンが再開した時には、ハイレベルな“ゴラッソ”が生まれることを楽しみにしたい。