「こんなことが起きるなんて…」 ハリルホジッチ監督が新型コロナの“その後”に警鐘
経済面への大打撃は不可避 「世界で最も裕福で大規模な国も不況に陥る」
新型コロナウイルスの影響により、世界各国のリーグが中断を余儀なくされている。かつて日本代表監督を務め、現在はモロッコ代表を指揮しているバヒド・ハリルホジッチ監督は海外メディアのインタビューに応じ、パンデミックが収まった“その後”に対しても警鐘を鳴らしている。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは現在、世界各国で猛威を振るっており、リーグ戦だけでなく、ナショナルチームの試合も中止の措置を強いられている。そんななか、2015年から3年間にわたり日本代表に指揮し、現在はモロッコ代表を率いているハリルホジッチ監督がクロアチアメディア「NET.hr」のインタビューに応じた。
現在パリで家族とともに過ごすハリルホジッチ監督は「惨劇であることは言うまでもなく、非常に困難な状況だ。毎日100人が亡くなる。私は多くの人と接触する仕事なので、家族はややパニックになり、恐れている」と自身の現状を語り、新型コロナウイルスの脅威について言及している。
「世界中で何千人もの人々が亡くなり、100万人以上が感染している。我々は皆、この地球規模の問題を一緒に、真剣に、チームとして向き合わなければならない。それが乗り切る唯一の方法だからだ」と強調し、今後についても「厳しい経済情勢に備えなければ。経済は停止し、世界で最も裕福で大規模な国も不況に陥る」と警鐘を鳴らしていた。
ハリルホジッチ監督はパンデミックに対し、「こんなことが起きるなんて想像もできなかった」と嘆いていた。サッカー界でも活動休止による大幅な給与カットが発生している。ハリルホジッチ監督が言うように、感染拡大が収まった後も経済面での深刻な事態は避けられないのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)