チェルシーのさまよえる”虎”が事実上の戦力外に CL登録25人枠から外れる
ロンドンでも不遇のファルカオ 今夏に再び”たらい回し”に?
チェルシーのコロンビア代表FWラダメル・ファルカオが、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメントの登録メンバーから外されるという、事実上の戦力外となったことが明らかになった。
CL16強でチェルシーは、強敵パリ・サンジェルマンと戦う。今季モナコから期限付き移籍中の背番号9は、プレミアリーグ後半戦の28選手の枠には入ったが、より人数が制限されるCLの25人枠からファルカオの名前は外れた。
昨季モナコから、鳴り物入りでマンチェスター・ユナイテッドに期限付き移籍で加入したストライカーは、4得点と大不振のままプレミア1年目のシーズンを終えた。そして昨夏、ジョゼ・モウリーニョ前監督のリクエストでチェルシーに再びレンタルでやってきたが、1得点とさらなる不振に陥っている。太もも裏の重度の肉離れにより昨年10月からプレーをしておらず、古巣モナコで治療を余儀なくされるなど、アトレチコ・マドリード時代にゴールを量産し、欧州屈指のストライカーと恐れられた男は戦力外状態となっている。
ファルカオが外れる一方、コリンチャンスから期限付き移籍で加入した元ブラジル代表FWアレシャンドレ・パト、ニューヨーク・レッドブルズから加入したDFマット・ミアズガはメンバー入りしている。
「エル・ティグレ(虎)」と称された実績抜群のストライカーは、2010年の膝の故障からキャリアが暗転。たらい回しとなる苦渋の日々が続いている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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