シャキリ、怪物ロナウドの“大五郎カット”導入の過去告白 「学校のみんなはショックを…」
02年日韓W杯で話題を呼んだ大五郎カットを真似「僕にとってビッグアイドルだった」
日本代表MF南野拓実が所属するリバプールのスイス代表MFジェルダン・シャキリが、過去に元ブラジル代表FWロナウド氏が2002年の日韓ワールドカップ(W杯)で披露した“大五郎カット”を真似して、周囲に衝撃を与えていたエピソードを明かした。英紙「ザ・サン」が報じている。
シャキリにとって幼少期から憧れの存在だったロナウド氏は、1994年のアメリカ大会から06年ドイツ大会まで4大会連続でW杯に出場。3度目の出場となった02年日韓大会では決勝ドイツ戦(2-0)の2ゴールを含む8得点を挙げて、大会得点王になるとともに自身2度目のW杯制覇(94年は出場なし)を経験した。
日韓大会でのロナウド氏はその決定力だけでなく、ヘアースタイルでも注目を集めた。お馴染みのスキンヘッドではなく前髪の部分だけ半円形に髪の毛を残す奇抜な髪型を披露し、日本では“大五郎カット”と呼ばれて大きな話題となった。
同じくW杯に出場した元イングランド代表MFの“貴公子”デビッド・ベッカム氏のソフトモヒカンが日本の若者の間で大流行した一方で、ロナウド氏の斬新な髪型を真似したサッカー少年は多くなかっただろう。
しかし、現在リバプールで活躍するシャキリは憧れを公言するロナウド氏の髪型にもリスペクトを欠かさなかったようだ。
「彼は僕にとってビッグ、ビッグアイドルだった。もちろん彼の髪型も真似したよ。2002年の三角形ヘアーもね。学校のみんなはショックを受けていたけど、僕は気に入っていたよ。彼のことは今でも大好きだ」
シャキリは当時のことをこのように振り返った。ロナウド氏への思い入れは相当に強く、1998年のフランスW杯決勝でブラジルがフランスに0-3で敗れた時には涙も流したという。
生粋のストライカーであるロナウド氏に対し、自身はウインガーで利き足も異なるシャキリだが、ヒーローに対する憧れの思いは今も揺るぎないようだ。