トッテナム、ケイン放出の噂を英メディア否定 マンU行き報道も…国内移籍は実現不可か
会長との意見の相違から史上最高額でのユナイテッド移籍を報じられたものの…
トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインは今夏のマンチェスター・ユナイテッド移籍の可能性が報じられたが、英衛星放送「スカイ・スポーツ」はトッテナムにはエースを放出するつもりはないと噂を否定した。
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イングランド代表でも不動のエースストライカーに君臨するケイン。国内外から関心を寄せられ、今夏の移籍市場の注目株でもあった。
英紙「デイリー・メール」では11日、トッテナムのダニエル・レヴィ会長が新型コロナウイルスによる経済危機を受け、今夏にケインのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍を認めると報じられた。移籍金はサッカー界史上最高額の2億ポンド(約270億円)とも言われていた。
総工費10億ポンド(約1350億円)をかけた新スタジアムの建設費などで多額の借金を抱えるトッテナムにとって、コロナ禍でのシーズン中断は財政的に大きな打撃となる。選手以外のスタッフの給与削減を決断するなどの対策を講じるなかでレヴィ会長はシーズンの再開を熱望。その一方でケインは6月中に完了できなければ打ち切りにすべきとコメントしたが、これがレヴィ会長の怒りを買い、放出を決断させた理由の一つとされていた。
しかし、「スカイ・スポーツ」は現地時間12日付の記事で、トッテナムにケイン放出の意思はなく、ユナイテッドおよびその他のプレミアリーグクラブへ移籍することはないだろうと報じた。
ケイン自身もタイトル獲得を希望し、インタビューでは退団の可能性がゼロではないと語っている。またタイトル獲得のためには移籍すべきとイアン・ライト氏やアラン・シアラー氏などイングランド代表のOB選手からの助言もあるが、現時点でユナイテッド行きへ加速している事実はないようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)