2000年代に猛威を振るった「最強の点取り屋」が、古巣PSVのコーチに就任
3カ国で得点王のファン・ニステルローイが 後継者育成に意欲
マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードなどで活躍した元オランダ代表FWルート・ファン・ニステルローイ氏が来季、古巣PSVのコーチに就任することが正式に決定。クラブが公式発表した。
ファン・ニステルローイ氏は現在オランダ代表でダニー・ブリント監督のアシスタントコーチを務めている。来季からは代表を離れ、PSVでの仕事に専念。U-17、U-19、そしてリザーブチームのコーチを担当することになった。
PSVをはじめオランダの3クラブでプレーした後、2001年にユナイテッドへ移籍し“赤い悪魔”の絶対的エースに君臨。在籍5シーズンのうち、ケガが多かった2004-05シーズンを除く4シーズンで20得点以上を記録した。06年にはレアルに移籍し、初年度から得点王を獲得した。プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラでそれぞれ1度、エールディビジで2度、UEFAチャンピオンズリーグで3度も得点王に輝くなど、2000年代最高のストライカーの1人と評された。
ファン・ニステルローイは公式サイトを通じ、「PSVでの新しい仕事が楽しみだ。若いアタッカー陣のポテンシャルを最大限手助けしていくよ」と、声明を発表している。
元世界最高のストライカーは、自身の後継者たり得る選手の育成に意気込みを見せていた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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