元アルゼンチン代表FW、新鋭ラウタロの才能に太鼓判 「新たなアグエロになり得る」
インテルやチェルシーなどに在籍したクレスポ氏が、ラウタロとアグエロの相違点に言及
インテルのアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスは、チェルシーやバルセロナから関心を示されている。今夏移籍市場の注目銘柄について、かつてアルゼンチン代表で活躍したFWエルナン・クレスポ氏は、マンチェスター・シティのアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロと多くの資質が重なると感じているようだ。英紙「メトロ」が伝えている。
ラウタロは、今季のセリエAで22試合に出場し11得点を挙げる活躍を見せて、ビッグクラブから注目を集めている。22歳の獲得レースについては、バルセロナが優位に立っているとされるが、チェルシーはより好条件のオファーを送ったと報じられている。
かつてインテルやチェルシーなどに在籍したクレスポ氏は、ラウタロはアルゼンチン代表と所属クラブで、輝かしい未来があると信じていると、衛星放送「スカイ・イタリア」に対し語っている。
クレスポ氏は「マウロ・イカルディ、パウロ・ディバラは広く知られている。一方、ラウタロが何をできるかは、徐々に知られ始めている」と切り出し、「ラウタロは新しいセルヒオ・アグエロとなり得る。アグエロほどドリブルは鋭くないかもしれない。でも、気分屋に見えるクン(アグエロの愛称)より、チームのためにプレーができる」と、現アルゼンチン代表のストライカーとの相違点を語った。
続けて、「ラウタロの動きは、常にチームに貢献する。彼は1人でセンターフォワードを務めることもできるし、ロメル・ルカクのようなほかのストライカーと一緒にプレーすることもできる。3トップにも向いているだろう。私は彼のメンタリティーが特に好きなんだ」と、絶賛した。
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、ラウタロについて「ストライカーとして完成されている」と絶賛し、代表だけではなく、クラブでも一緒にプレーしたい意向を示した。ラウタロの代理人を務めるベト・ヤケ氏は、「インテルとの契約が5年間ある」と話し、残留を匂わせているが、周囲は放っておかなさそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)