来夏マンC退団浮上のヤヤ・トゥーレ 中国から史上3位の高給となる手取り51億円オファーか
ペップ監督の来季就任で移籍濃厚に
トゥーレにとってグアルディオラ新監督就任は、悪いニュースとしてイングランドでは報じられてきた。トゥーレは2007年にFCバルセロナに加入したが、翌年に就任したグアルディオラ監督は中盤の底でしっかりとパスをつなぐことのできるスペイン代表MFセルヒオ・ブスケッツを重用し、トゥーレはベンチで過ごすことも多くなった。そして10年に、シティ行きの扉を叩くことになった。
グアルディオラ監督は攻守においてポジショニングを重視するタイプの監督であり、バルセロナではブスケッツ、バイエルン・ミュンヘンでは元スペイン代表MFシャビ・アロンソや元ドイツ代表DFフィリップ・ラームなど、任務を確実に実行できる戦術理解度の高いタイプを中盤の底に起用してきた。攻撃を愛し、守備面での労力を払わない傾向にあるトゥーレを起用する可能性は低いと見られている。
2011-12シーズンにシティに44年ぶりのリーグタイトルをもたらし、名門マンチェスター・ユナイテッドに肩を並べるほどの強豪に押し上げることに貢献したトゥーレだが、自身の誕生日を祝ってもらえなかったとして移籍を志願したこともあるなど、クラブへの忠誠心には疑問が残る部分もある。グアルディオラ監督の就任とチャイナマネーの誘惑があるなか、来季どのクラブのユニホームに袖を通してプレーすることになるだろうか。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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