ミラン本田、鮮烈な直接CK弾ならずも攻守に奮闘! パレルモ戦2-0勝利に貢献
右サイドから先制点を生み出す チームもダービーに続く連勝飾る
ダービーで得た勢いそのままの快勝劇だった。日本代表FW本田圭佑所属のACミランは3日、敵地でパレルモとのリーグ戦に臨んだ。ミランは前半にカルロス・バッカとエムベイエ・ニアングが2トップ揃い踏みのゴールを決めて2点をリードすると、後半もそのまま失点せずに2-0で勝利。本田はスタメン出場し、攻守に渡ってチームに貢献。CKで直接ゴールを狙うなど見せ場も作った。
本田はいきなり見せ場を作る。前半6分、右CKの場面で左足のインフロントで巻き込んだボールは、直接ゴールの枠内へ。逆を突かれたパレルモGKがギリギリのところでクリアし、惜しくもゴールとはならなかったが、精神的な余裕を感じさせるシーンだった。
そして、先制ゴールは前半16分に生まれる。本田から右サイドを駆け上がったDFイニャツィオ・アバーテにつなぎ、低いクロスをFWニアングの後ろに走り込んだバッカが合わせてゴール。本田とアバーテの相性抜群のコンビネーションで右サイドを崩した攻撃が先制ゴールにつながった。
本田は同32分にもあわやという強烈なミドルシュートを放ち、ゴールへの強い意欲を見せていく。そして、同33分、ルーズボールをパレルモDFが腕に当ててしまいハンドの判定。このPKをニアングがゴール右に決め、ミランは前半のうちに2点をリードしてハーフタイムを迎えた。
後半も安定した戦いを披露したミラン。反撃に出るホームのパレルモにシュートを許すシーンこそあったが、決定的な場面は作らせることなくゲームを運んだ。シニシャ・ミハイロビッチ監督はMFアンドレア・ベルトラッチとFWマリオ・バロテッリを交代出場させて4-3-3システムに変更する余裕も見せ、このまま2-0でゲームをフィニッシュ。1月31日のミラノダービーに続く連勝を収めた。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images