元バルサMF、Jリーグ挑戦を決断した理由は? 舞台裏を母国紙に告白「僕の最善の策だった」

元バルセロナMFイサック・クエンカ【写真:Getty Images】
元バルセロナMFイサック・クエンカ【写真:Getty Images】

今季から仙台に加入したMFクエンカが明かした背景 「正直なところ、ボスのためだった」

 今季ベガルタ仙台に加入したMFイサック・クエンカは現在、右膝の負傷により母国スペインで手術を受けたが、新型コロナウイルスの影響で日本に戻れずにいる状況だ。そんななか、スペイン紙のインタビューに応じ、Jリーグ挑戦を決断した理由や今後スペインに帰還する可能性について語っている。

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 バルセロナの下部組織で育ったクエンカは、2011年にトップチームでデビューを果たした。当時バルセロナを率いていたジョゼップ・グアルディオラ監督が発掘した逸材として公式戦30試合に出場したが、2012年に右膝に重傷を負って歯車が狂うと、2014年には完全移籍で退団し、数多くのクラブを経て、2019年にサガン鳥栖へと加入した。

 鳥栖の在籍は1年間のみとなり、今季から仙台に活躍の場を移したが、母国スペインから馴染みのない極東への挑戦に踏み切った理由について、スペイン紙「エル・エスパニョール」のインタビューに応じたクエンカは「正直なところ、ボスのためだった」と、当時鳥栖を指揮していたルイス・カレーラス前監督の存在が全てであったと明かしている。

「僕はすでに彼のことを知っていたし、彼と一緒に戦ってきたため、コンディションが良ければプレーする機会を与えてくれるとも理解していた。レウス時代に起きたようなことからしばらく遠ざかっていたこともあり、あの頃のようにプレーし、あの時のような監督の下で働くことを心から望んでいたため、退団を決断した。賢明な判断だったと思うし、振り返っても、僕にとって最善の策だったと思う」

 クエンカはカレーラス前監督と2010年のサバデル時代に共闘した経験を持っており、翌年にバルセロナのトップチーム昇格をつかみ取るきっかけを与えた師弟関係でもあった。かつての恩師の下で再起を誓うべく、クエンカはカレーラス前監督のラブコールに応えて日本での挑戦を決心した。

 その後、カレーラス前監督は成績不振により解任されたが、クエンカは日本を去ることなく仙台に活躍の場を移した。「最近はますますブラジル人やポルトガル人の若手が参戦しており、非常にレベルの高いリーグへと発展している」と語り、Jリーグの飛躍に太鼓判を押していた。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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