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「2-0は本当に危険なスコアか?」 “サッカー神話”を英検証「データによれば…」
2-0のリードを得たチームの89.6%が勝利している事実が明らかに
サッカーでよく言われる言葉に「2-0は危険なスコア」というものがある。日本代表も2018年に行われたロシア・ワールドカップ(W杯)でベルギー代表を相手に2-0から3失点する逆転負けを喫したのが記憶に新しいが、英衛星放送局「スカイ・スポーツ」は、「2-0は本当に危険なスコアなのか?」と題してサッカーの神話を検証。データ化することで今回のテーマを分析している。
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「2-0のリードは危険と言われているが、本当に危険なのか?」と打ち出した今回の記事は、データ分析会社「Opta」を引用してデータをチェック。2点のリードを持つチームは、1点のアドバンテージを持つチームよりも勝利を相手に譲ってしまう可能性が高くなるという説を検証している。
「データによれば、1992年8月にプレミアリーグが始まって以来、1試合で2点のアドバンテージを保っていたチームは合計で3087チーム。その3087チームのうち、2767チームが勝利を収めており、引き分けに終わったのは234チームで敗北に終わったのは86チームに過ぎない」と説明した。それをパーセンテージに置き換えると「2点のリードを得たチームの89.6%が試合に勝利し、7.6%が引き分け、2.8%が敗北していることになる」と結論を出している。
この数字を見て明らかなのは、決して2-0は危険なスコアではないということだ。記事でも「この神話は、試合結果によって明らかに否定されている」と強調した。
また、他の得点差での状況も検証。3-0のスコアに関しては「1992年8月以来、1246チームが3ゴールでリードし、そのうち1226チームが勝利を手にしている。一方、この28年間で3点差から反撃して引き分けを確保したチームはわずか16チーム、ひっくり返して勝利したチームはわずか4チームで、これは0.4%に過ぎない」と検証結果を出している。
今回の検証により、サッカーの試合でよく聞かれる「2-0は危険なスコア」という説は、データ上ではそれほど危険ではないことが証明されていると言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)