浦和「32選手の最新市場価格ランキング」 興梠、槙野ら4人が“2億円超え”、J屈指の高額陣容
【J1クラブ別推定市場価格|浦和編】最高額はファブリシオの3.7億円、1億円超えで17人
Jリーグは8日、新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断しているすべての公式戦を5月末まで再延期することを発表した。これによりJ1は5月23日に予定されていた第15節まで開催が延期となっている。2月の開幕戦のみを消化し、その後は長い中断期間に突入しているなか、ここでは視点を変えて各チームの戦力を分析したい。
【注目】白熱するJリーグ、一部の試合を無料ライブ配信! 簡単登録ですぐ視聴できる「DAZN Freemium」はここから
ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt」が更新している選手の“市場価格”は、その選手の価値を測るために評価を数値化したものであり、“推定移籍金”に近い意味を持つ。この市場価格をチームごとにまとめて比較・分析することで、J1リーグにおける各チームの戦力が見えてくる(※登録選手リストはJリーグ公式サイトを参照。市場価格は今季開幕時点)
■浦和レッズ(昨季14位)
選手市場価格総額:35億7300万円
チーム内最高額選手:ファブリシオ(3億7200万円)
昨季の浦和レッズはAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で決勝進出を果たしたものの、リーグ戦では残留争いに巻き込まれ14位に終わるという、評価に難しいシーズンを過ごした。それは各選手の市場価格にも表れており、市場価格を下げる選手もいれば上げる選手もいた。主力級のベテラン勢を中心とした市場価格が高い選手が下落傾向にあり、チャンスをものにした若手を中心とした市場価格の低い選手が上昇傾向にある。そのため全体ではマイナス額のほうが大きくなり、チーム全体の市場価格は昨年比より1億円ほど下げている。
それでもFWファブリオ(3億7200万円/1位)、FW興梠慎三(2億4000万円/2位タイ)、MFエヴェルトン(2億4000万円/2位タイ)、DF槙野智章(2億1600万円/4位)と2億円超えの選手が4人もおり、1億円超えに至っては17人。リーグでも屈指の高額選手が揃っており、優勝争いに加わることが必然の戦力を整えている。
クラブも同じような評価なのか、今季は例年になく選手の出入りが少なかった。数少ない新戦力のなかで最も注目が集まるのは、アルビレックス新潟から移籍してきたFWレオナルド(1億8000万円/7位タイ)でJ3、J2に続きJ1で得点王になることが期待される。それは市場価格にも反映されており、横浜F・マリノスのFW仲川輝人に次ぐリーグ2位の増額で、前回から1億2000万円も評価額をアップさせている。