手倉森ジャパンで輝いた2人の若きボランチ 川崎で待ち受ける次なる戦いの舞台へ
定位置争いで鎬を削る大島と原川
川崎フロンターレは3日、麻生グラウンドで全体練習を行った。AFC・U-23選手権でアジア王者に輝き、五輪出場権を持ち帰ったリオ世代の代表組も1日前から全体練習に合流している。
MF大島僚太は今季からクラブ史上日本人初となる背番号「10」を担い、MF原川力は今季京都サンガF.C.から加入し、自身初となるJ1の世界に足を踏み入れた。両者とも主戦場がボランチであることから、五輪予選に続き、クラブでもポジション争いで鎬を削ることとなった。
大島は五輪予選のグループリーグ第3節サウジアラビア戦で、約28メートルの距離からのスーパーミドルで先制弾を決めて勝利に貢献。原川はイラクとの準決勝で、1-1で迎えた後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを叩き込み、日本をリオデジャネイロ五輪出場に導いた。両者とも大舞台で目に見える結果を残したことで、自然と周囲の期待も大きくなっている。
この日の練習ではアップ後に、すぐにフルコートで20分のゲームが3本行われた。1本目は大島がレギュラーチームに入り、原川はサブチームでプレー。2本目は原川もレギュラー組に移り、大島とドイスボランチを形成した。3本目は過密日程も考慮され、両者ともピッチ外からゲームを見守った。
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