レアル、ドルトムント、アーセナル… 21歳の新星を巡って強豪7クラブが争奪戦
ドルトムントに期限付き移籍中のDFハキミ、保有権を持つレアルが残留望むも…
レアル・マドリードからドルトムントに期限付き移籍を果たしているモロッコ代表DFアクラフ・ハキミの争奪戦に、プレミアリーグの強豪チェルシー、アーセナル、トッテナムも参戦した。英紙「デイリー・メール」が伝えている。
8歳の時のレアルの下部組織に入団したハキミは、以降順調にステップアップを遂げると、16年夏のインターナショナル・チャンピオンズ・カップでトップチームデビュー。その翌シーズンには公式戦デビューを飾り、リーグ戦9試合に出場を果たした。
一昨季、レアルがレアル・ソシエダからスペイン代表DFアルバロ・オドリオソラ(今冬にバイエルン・ミュンヘンへ期限付き移籍)を獲得したため、ハキミは2年の期限付きでドルトムントへ移籍し、そこでブレイクしたのをきっかけに評価が大きく上がった。
注目のサイドバックを巡って、レアルは保有を熱望しており、残留に向けてジネディーヌ・ジダン監督が今季終了後にハキミと話し合いをすると見られている。その一方、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」によると、ハキミはスペイン代表DFダニ・カルバハルの控えに回ることを望んでおらず、その場合は新天地を求める可能性もあるようだ。
候補に挙がっているいるのは、まずドルトムント。ハキミとの正式契約を望んでおり、レアルが同クラブのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドに関心を示していることから、新型コロナウイルスによる財政難も考慮し、トレードを検討するのではないかと考えられている。
そのほか、PSG、ユベントス、バイエルンも今夏の移籍市場に向けてハキミに注目。チェルシー、アーセナル、トッテナムも獲得に乗り気だという。多くの選択肢があるなか、21歳の期待の新星はどのような決断を下すのだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)