マンU監督、新型コロナによる“サッカー選手口撃”に反論 「批判するのはアンフェア」
スールシャール監督は最善策に合意するには「時間が必要」だと主張
マンチェスター・ユナイテッドのオレ・グンナー・スールシャール監督が、新型コロナウイルスの感染拡大により相次ぐサッカー選手への批判について、「フェアじゃない」と反論している。スペイン紙「AS」が伝えた。
新型コロナウイルスがパンデミック(世界的流行)となり、世界各国の経済で大混乱が巻き起こっている。プレミアリーグが中断しているイギリスも例に漏れず、ロックダウン(都市封鎖)が続いていることにより経済状況が悪化。スペインやドイツ、イタリアなどでは選手の給与を一時的にカットするクラブも多くあるなか、プレミアリーグのクラブではスタッフを一時解雇するなどにとどまっている。
そんななか、英国のマット・ハンコック保健大臣は先日、プレミアリーグの選手らに対し、給与カットして自分の役割を果たすべきだなどと述べ、エリート選手や高給な選手によるコロナウイルスの財政問題緩和のための支援が十分でないと話していた。
スールシャール監督は、サッカー選手は批判のターゲットにされやすいとし、最善策に向けて合意に至るには時間が必要と主張している。
ノルウェー人指揮官は英衛星放送「スカイ・スポーツ」で、「個人や、グループとしてサッカー選手を批判するのはアンフェアだと思う。なぜなら、コミュニティーのなかで非常に多くの支援をしている選手たちや、この状況を助けるためにたくさんのことをしている選手たちを私は知っている」と述べ、このように言葉を続けた。
「どのような貢献ができるのか、選手とクラブの間での話し合いが行われている。誰にとっても簡単なことではないのに、批判されるのはフェアではないと思う。今はより良い、いい決断について考えるべき時だ。皆がNHS(国民保健サービス)、コミュニティーを手助けしたいと思っているとはずだし、正しいと考えることを各クラブが行うのが大事だと思う」
スールシャール監督は、選手を含めたすべての人間が新型コロナウイルスの騒動収束を願っていると主張していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)