J1でも問題に? セリエA、シーズン再開後も“3密”回避でVAR使用は困難
セリエAで新たな課題が浮上…“VAR室”での感染防ぐ必要性
イタリア・セリエAでは新型コロナウイルスの影響により全ての公式戦がストップしているが、仮に再開できた場合も全てが完全な状態とはいかないようだ。そこには、コロナウイルス感染拡大を防ぐための必要性があるという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。
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イタリアでは2月末から感染者が確認され始めて、3月には爆発的な増加を見せた。そうした状況を受けて3月の第2週には試合を行うか否かの議論になり、同8日の試合を最後に全ての試合が中断している。
一方で、イタリア・サッカー連盟のガブリエレ・グラビナ会長が「シーズンを完了できなければ、大量の訴訟に襲われることになる」と話したように、終了時期を延ばしてでも試合を消化したいのは事実だ。しかし、再開できた場合にもビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)を除外する必要に迫られるという。
その理由が、日本では「3密」と表現され、欧州では「社会的距離」と表現される、人と人の空間を空けることが新型コロナウイルスの感染を防ぐために必要。VARはシステム的に、その狭いエリアに多くの技術者やレフェリーが集中する環境を避けづらく、実現は難しいとした。
今季からJ1でも導入されているVARだけに、日本が他人事という話でもない。こうした諸問題を解決、あるいは見切りをつけていくこともまた、再開するその時に向けて議論が必要なことを示している。
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(FOOTBALL ZONE編集部)