ネイマールの“過剰演技”をスペイン名将が批判 「良い見本になり得る選手ではない」
デル・ボスケ氏がネイマールに言及 「現代サッカーで5本の指には入るが…」
スペイン代表を率いて2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)を勝ち取ったビセンテ・デル・ボスケ氏が、ブラジル代表FWネイマールについて「シミュレーション」を理由に批判している。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じた。
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デル・ボスケ氏は、レアル・マドリードを率いてUEFAチャンピオンズリーグを二度制覇。“銀河系軍団”時代の02年にはトヨタカップ(FIFAクラブワールドカップの前身)を制してクラブ世界一となり、10年にはスペイン代表監督としてW杯を制した。ユベントスとイタリア代表を率いたマルチェロ・リッピ氏に次ぐ、クラブと代表の双方で世界一になった名将として知られる。
そのデル・ボスケ氏は先頃、元ブラジル代表DFカフー氏や現在のセレソンを率いるチッチ監督が言及して話題のネイマールについて、過去と同様、否定的な言葉を残している。
「私にとっては良い見本になり得る選手ではないという見解だ。記録のうえでも、選手としてファンタスティックであるというのは私も同意だ。現代のサッカーにおいて5本の指には入るだろう。しかし、彼はピッチの上で欺こうとし、多くのシミュレーションを重ねる」
ネイマールに関しては、18年ロシアW杯でのプレーが“ダイバー”という世界的な批判を巻き起こしたように、ファウルをもらいにいく傾向があると識者から再三指摘されている。デル・ボスケ氏もまた、ネイマールの選手としてのクオリティーを認めつつも、その“マリーシア”には否定的な見解を示している。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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