「ロックダウンを嘲笑う」 モウリーニョの“極秘練習”激写で物議、英紙「警告に直面」
新型コロナ蔓延で都市封鎖中のロンドン、モウリーニョ監督が3選手と練習実施
現在、新型コロナウイルスの影響により、プレミアリーグを含む各国リーグが中断を余儀なくされている。急激な感染拡大により、ロンドンはロックダウン(都市封鎖)の措置を取っているが、トッテナムのジョゼ・モウリーニョ監督が“極秘練習”を行う光景を激写されたことが明らかになったと、英紙がこぞって取り上げている。
中国・武漢で発生した新型コロナウイルスは現在、欧州でも猛威を振るっており、プレミアリーグも4月30日までの延期を目処にしていたが、終息とは程遠い状況のため、3日には無期限の延期を発表している。トッテナムも他クラブと同様、全体の活動を休止し、選手たちは自宅で自主トレーニングに励んでいる。
そうしたなか、驚きの光景が激写された。ロックダウンされたロンドンで、モウリーニョ監督が3選手と練習を行っていたことが明らかとなり、英紙がこぞって取り上げ、物議を醸している。コロンビア代表DFダビンソン・サンチェス、フランス代表MFタンギ・エンドンベレ、MFライアン・セセニョンに対し、モウリーニョ監督が指導している写真が収められていた。
英紙「ザ・サン」は「コロナウイルスによる封鎖にもかかわらず、モウリーニョはロンドンの公園でトッテナムの3選手とトレーニングした後、警察の警告に直面」と見出しを打ち、英国政府は周囲の人と2メートル以上の距離を取る方針を発表しているが、これにも違反していることを写真とともに記している。
英紙「メトロ」も「モウリーニョがトレーニングセッションを敢行し、ロックダウンに反抗」と取り上げており、英紙「デイリー・スター」は「モウリーニョがロックダウンのルールを嘲笑う」と綴っていた。トッテナムは現在プレミアリーグで現在8位であり、再開を見据えて準備を整えているようだが、世界的な危機で取り組むべき練習方法ではなかったかもしれない。