元英代表FWルーニー、2006年W杯の”愚行”を悔恨 「サッカー人生で最悪の瞬間」
準々決勝ポルトガル戦でカルバーリョの股間を踏みつけ一発退場
悔恨の記憶は誰にでもあるはずだが、イングランド2部ダービー・カウンティの元イングランド代表FWウェイン・ルーニーにとってのそれは、2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)準々決勝のポルトガル戦で犯した退場劇のようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。
同大会に出場した当時のイングランド代表にはルーニーのほか、MFデイビッド・ベッカム(元マンチェスター・ユナイテッドほか)やMFスティーブン・ジェラード(元リバプールほか)、MFフランク・ランパード(元チェルシーほか)など、錚々たる顔ぶれがスタメンに名を連ねていた。
ポルトガルとの準々決勝でルーニーは、後半17分に相手DFリカルド・カルバーリョの執拗なマークに激昂して同選手の股間を踏みつけ、一発退場。数的不利となったイングランドはスコアレスのまま迎えたPK 戦で1-3と敗れたため、“最大の戦犯”として自国メディアから激しい批判に晒された。
ルーニーは英紙「サンデー・タイムズ」のコラムの中で、ポルトガル戦で退場を宣告された後、ロッカールームに戻ってきた時の様子について触れており、備え付けられていたテレビで試合を少し観ていたという。
「イングランドが勝ったとしても、自分は残りの準決勝と決勝には出場停止処分で出られないだろう。負けたら自分のファウルのせいだと思った。サッカー人生で最悪の瞬間だった」
ルーニーは当時をそう振り返り、自身の行為を強く後悔したことを明かした。
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