オランダ代表DFファン・ダイク、「リバプールのレジェンド」入りの野望を公言
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スポルト紙のインタビューで「ここで偉業を成し遂げたい」と力強く宣言
リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、クラブのレジェンドとして記憶される選手になりたいと野望を明かした。スペイン紙「スポルト」のインタビューで語っている。
現在28歳のファン・ダイクは母国オランダのウィレムⅡのユースからキャリアをスタートさせ、2011年にフローニンゲンでプロデビュー。その後、スコットランドの名門セルティック(2013~15年)、イングランドのサウサンプトン(15~18年)と渡り歩き、18年1月からリバプールでプレーしている。
ヴィレムⅡ加入前の16歳の時には、レストランで皿洗いの仕事をしながらサッカーのトレーニングをしていた過去も明かしたファン・ダイク。フローニンゲンからセルティック時代までは世界的に無名の存在だったが着実にステップアップを重ね、リバプールには当時のDF史上最高額となる7500万ポンド(約101億円)で加入するなど大きな注目を浴びた。
リバプールですぐに不動の存在となり、18-19シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ優勝に貢献。19年度のバロンドール投票ではアルゼンチン代表FWリオネル・メッシに次ぐ2位と、名実ともにトッププレーヤーの仲間入りを果たした。
ファン・ダイクは「スポルト」紙のインタビューで、「どのような存在として記憶されたいか?」という質問に「リバプールのレジェンド」と回答。そして、クラブの歴史に残る選手になりたいと宣言した。
「ここで偉業を成し遂げたい。僕らはファンタスティックなチームだ。何一つ欠けているものはなく、勝つために必要なすべてを備えている。僕らと一体になった監督、多彩な選手たち、勝つためのプレースタイル、僕らの一部であるスタジアムやサポーターと、ここには全てが揃っている。僕も引退後にもアンフィールドに戻ってくる選手の一人になりたい。クラブのレジェンドたちを見ると、まるで大きな家族のように感じるんだ」
すでに世界的な名声を手にしたファン・ダイクだが、リバプールで伝説となる日を夢見ているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)