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韓国代表、賛否両論の新ユニフォーム販売開始 「高級感ある」と好評も「エンブレムが…」
韓国内で先週から販売スタート 概ね好意的な意見も…エンブレムの新デザインは不評
韓国代表の新ユニフォームが公開されたのが、約2カ月前の2月。韓国を象徴する赤をベースにしたホームユニフォームと白虎の模様をベースにしたアウェーユニフォームは、サッカーファンに強いインパクトを与えていたようで、概ね好意的な声が多かった。
しかし不評だったのがエンブレムのデザイン変更だ。大韓サッカー協会は、過去19年間使っていた虎のエンブレムのデザインを変えたのだが、韓国のサッカーファンからは「伝統と権威が落ちる」などと非難の声が続出していた。
そんななか、韓国のナイキショップでは先週から韓国代表新ユニフォームの販売が開始されたという。実際にユニフォームを見たり、手に取ったファンの現場での反応を、韓国のスポーツ・芸能総合サイト「OSEN」が伝えている。
「本格的に(韓国代表の)ユニフォームが販売されたが、『写真よりも実物はいい』という反応が主流だ。あるファンは『写真で見た時はパターンがあまりにも好みでなかった。しかし実物は高級感があっていい』と語っていた」
写真で見たよりも、実物を目の当たりにすると好意的な声が多かったようだ。
ただ、やはりエンブレムのデザインについては不評のようで、同メディアは「『ユニフォーム自体はいいのに、エンブレムのデザインが玉に瑕だ』『昔のエンブレムに変えたらどうか』という意見が多かった」とも伝えている。
個人的にもユニフォーム自体は真新しく、洗練されたカッコ良さがある。ただ、韓国サッカーファンと同じく、エンブレムは以前のデザインのほうが虎の“強さ”を感じる。ただこれも、徐々に見慣れてくるのだろう。新型コロナウイルスの影響で代表戦は延期となっているが、早くピッチ上での新ユニフォームのお披露目を待ちたい。
金 明昱
1977年生まれ。大阪府出身の在日コリアン3世。新聞社記者、編集プロダクションなどを経てフリーに。サッカー北朝鮮代表が2010年南アフリカW杯出場を決めた後、代表チームと関係者を日本のメディアとして初めて平壌で取材することに成功し『Number』に寄稿。2011年からは女子プロゴルフの取材も開始し、日韓の女子ゴルファーと親交を深める。現在はサッカー、ゴルフを中心に週刊誌、専門誌、スポーツ専門サイトなど多媒体に執筆中。近著に『イ・ボミ 愛される力~日本人にいちばん愛される女性ゴルファーの行動哲学(メソッド)~』(光文社)。