かつて世界最強ストライカーと呼ばれた男の悲劇… アトレチコ電撃復帰が土壇場で破談に
ジャクソン・マルティネスの中国移籍破談の余波
アトレチコ時代に2012年の欧州リーグ優勝、13年の国王杯優勝に貢献したファルカオだが、現在はたらい回し人生を送っている。膝の大怪我から復活できず、昨季モナコから期限付き移籍でマンチェスター・ユナイテッドに鳴り物入りで移籍したが、4得点に終わった。失敗の烙印を押されたが、チェルシーのジョゼ・モウリーニョ前監督が同じ代理人の関係から獲得。だが、復活の道は遠く、7試合で1得点に終わっており、昨年11月に太ももの怪我で欠場。12月から復帰に向けた練習試合で患部は悪化していたという。
ファルカオはアトレチコでリーグ戦68試合52ゴールを決め、「エル・ティグレ(虎)」と恐れられた。愛着深い赤と白のユニフォームに再び袖を通す事で完全復活を目指したが、古巣凱旋の夢は泡となって消えてしまったようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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