ケイン、141億円以下のオファー拒否で移籍困難? トッテナム会長の“商魂”「ユベントスは理解」
ユベントスやレアルが興味を示すものの…“コロナ余波”で移籍は難しい?
トッテナムのイングランド代表FWハリー・ケインは、今季終了後にスペインの強豪レアル・マドリードやイタリア王者ユベントスから獲得の興味を示されているが、通常とは異なる状況で移籍へのハードルは上がっているという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
ケインは2024年6月までの契約を残しているものの、レアルとユベントスは共にエースストライカーになり得る選手の獲得を目指しているだけに、獲得を狙う候補として常にケインの名前が挙がり続けている。さらに、ケインが移籍の可能性を完全否定しなかったことがクラブとの間に微妙な距離を生んでいるとした。
しかしながら、現在は欧州でも新型コロナウイルスの影響により公式戦がストップしている。そのため、多くのクラブは財政的に通常とは違った負担を強いられ、移籍市場で可能な投資額も減少することが見込まれる。
トッテナムはケインに対して移籍金1億2000万ユーロ(約141億円)を下回るオファーでは確実に交渉のテーブルに着かない見通しだとした上に、年俸も手取りで1200万ユーロ(約14億1600万円)に出来高ボーナスが必要ということから、今夏の移籍市場でトッテナムからケインを獲得するのは非常に難しくなったとした。
また、トッテナムのダニエル・レヴィー会長は「移籍金を減額するタイプではない。それを昨夏に交渉したユベントスは理解している」として、ユベントスからアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラを獲得するかという交渉の際にレヴィー会長のキャラクターを知ったユベントスがケイン獲得に力を割くのは難しいとした。
残す候補はレアルということになるが、現状ではドルトムントのノルウェー代表FWエリング・ハーランドが第一候補だともされる。外的要因も手伝って、ケインはこのままトッテナムでプレーすることが濃厚になったというのが現在の情勢となっている模様だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)