「ロケット」「非現実的」 CL史に刻まれる驚愕の“50m超ボレー弾”に再脚光
元インテルMFスタンコビッチが9年前に決めた一撃をCL公式が回顧
今季のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)は、決勝トーナメント1回戦の第2戦途中の段階で、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で中断となっている。先の見えない状況となっているが、CL公式インスタグラムは過去の名シーンを投稿してファンを楽しませている。今回は元セルビア代表MFデヤン・スタンコビッチがインテル時代に決めたスーパーゴールを回顧。「ゴラッソ」「非現実的」と反響が寄せられている。
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スタンコビッチは1994年に母国の名門レッドスターでデビューを果たすと、98年にラツィオへ移籍。そこからイタリアを舞台に戦い続け、2004年に加入したインテルではスクデットを5回、CL制覇1回など数々のタイトル獲得に貢献した。
インテル時代には数々の栄光を手にしたスタンコビッチだが、そのなかでも特に人々の記憶に刻まれているゴールが、11年4月に行われたCL準々決勝シャルケとの第1戦で生まれた。
試合開始直後に元アルゼンチン代表MFエステバン・カンビアッソが自陣でボールを拾い、相手の最終ライン裏に浮き球のスルーパス。シャルケのドイツ代表GKマヌエル・ノイアーはペナルティーエリアの外に飛び出してヘディングでクリアした。
力強くクリアされたボールは、センターサークル内のスタンコビッチのところまで届く。シャルケはピンチを脱したかに見えたが、スタンコビッチはノーバウンドでダイレクトボレー。ゴールまで50mを超える距離から、ノイアーの頭上を越す芸術的なロングシュートを決めてみせた。
ちょうど9年前に生まれた伝説的な一撃を、CL公式インスタグラムは「このゴールを一言で表現するなら?」と添えて投稿。ファンからは「ゴラッソ」「ロケット」「狙撃手」「非現実的」「美しい」「信じられない」と数々の反響が寄せられていた。
最終的にインテルはこの試合で2-5と完敗し、第2戦にも敗れて敗退した。しかし、スタンコビッチの芸術的なロングボレーはCLの歴史にしっかりと刻み込まれている。