元神戸FWビジャ、全米驚愕の“50mロングループ弾”に再脚光 「狂っている」
ニューヨーク・シティ時代に決めたスーパーゴール「ビジャにとっては簡単すぎた」
元スペイン代表FWダビド・ビジャはJ1リーグのヴィッセル神戸で1シーズンを過ごし、昨季終了後に現役生活にピリオドを打った。神戸に在籍する前は2015年から18年まで、米MLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティに在籍。米メディアは全米を驚愕させた約50メートルのループ弾に再びスポットライトを当てている。
2019年にニューヨーク・シティから神戸に加入したビジャは、Jリーグ28試合で13ゴールを記録。天皇杯決勝の鹿島アントラーズ戦(2-0)でもピッチに立ち、クラブ史上初のタイトル獲得に貢献すると、バルセロナやスペイン代表などで刻んだストライカーとしての輝かしいキャリアに幕を下ろした。
神戸に移籍する前に在籍していたニューヨーク・シティでも124試合80得点を記録しており、2016年にはMLS年間最優秀選手賞にも輝いていた。米スポーツ専門局「ESPN」は、ビジャが2017年4月に行われたMLSのフィラデルフィア戦(2-0)で決めたスーパーゴールに再び脚光を当てている。
1-0で迎えた後半45分、ハーフウェーライン付近で相手と競り合いながらボールを拾ったビジャは、相手GKが前に出ているのを見逃さず、バウンドに合わせて右足を一閃。ゴールまで約50メートルの距離があったものの、美しい弧を描いたロングシュートは慌てて戻りながらセーブを試みた相手GKの手に触れることなくネットを揺らした。
「ESPN」が公式インスタグラムで「ビジャにとっては簡単すぎる」との文章を添えて動画を公開すると、コメント欄には「狂っている」「スペインサッカー史上最高の存在」「GK…立ち直ってくれ」などの反響が寄せられていた。
現在は2021年からユナイテッドサッカーリーグ(USL)に参入するクイーンズボロFCのオーナーを務めているが、現役時代に決めたゴラッソは今も語り継がれているようだ。