アーセナル最古参司令塔に起きた37度目の悲劇 膝の手術から復帰戦でいきなり太もも重傷

今季初出場のカップ戦で途中出場後、いきなり全治6週間

 レポートによれば、華麗な司令塔は、06年のアーセナル加入から36度も負傷を繰り返しており、今回が37度目の負傷となる。その芸術的なプレースタイルから音楽家の名にちなんで“リトル・モーツァルト”の異名をとるロシツキーだが、度重なる負傷に泣かされてきた。35歳となり、体も悲鳴を上げ続けている。

 ベンゲル監督は「彼はとても素晴らしい選手。しかし、多くのケガによってキャリアを破壊されてきた」とロシツキーの戦線離脱を嘆いた。以前、チェコ代表の司令塔について「サッカーが好きな人なら誰もが大好きな選手」と賛辞を送っていた愛弟子なだけに、指揮官の精神的にダメージも計り知れないだろう。

 現在首位レスターとの勝ち点差3で3位につけ、12季ぶりのリーグタイトルを射程圏内に見据える“ガナーズ”にとっても、ロシツキーの悲劇は大きな打撃となりそうだ。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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