久保も価格急騰! レアルの“若手育成戦略”に現地注目「クボは無料だったが、今は…」
“銀河系軍団”から方針転換? スペイン紙評価「若手中心の移籍戦略が効果てきめん」
新型コロナウイルスの影響で世界各国リーグは中断を余儀なくされており、今夏の移籍市場にも大きく影響を及ぼすことが予想されている。そのなかでスペインメディアは「レアル・マドリード、若手中心の移籍戦略が効果てきめん」と、日本代表MF久保建英を含めた若手の市場価格が急騰していることを取り上げている。
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昨夏にレアルへ移籍した久保は、開幕直後にマジョルカへ1年間のレンタルが決定。リーガ・エスパニョーラ第13節ビジャレアル戦(3-1)でスペイン初ゴールを記録した後、ベンチ要員に降格するも再びスタメンの座をつかみ、ここまでリーグ戦24試合で3得点をマークしている。
現時点でレンタル期間満了後の去就は不透明だが、スペイン紙「AS」は「レアル・マドリード、若手中心の移籍戦略が効果てきめん」と見出しを打ち、レアルが近年推し進める“若手育成戦略”が功を奏していると取り上げている。
これまでレアルが20歳以下の時にサインした選手が11人。久保を含めて何人かは他クラブへ武者修行に出ているが、「彼らを獲得するのに合計1億7570万ユーロ(約206億円)を支払ったが、現在ではその金額が3億5550万ユーロ(約416億円)にまで急騰している」とし、約2倍にまで価値が上がっていることに触れた。
とりわけスペイン代表FWマルコ・アセンシオは350万ユーロ(約4億円)から4000万ユーロ(約46億円)、ウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデは500万ユーロ(約6億円)から6000万ユーロ(約70億円)まで跳ね上がっているという。また、「クボは無料(移籍金ゼロ)で獲得したが、今は1500万ユーロ(約17億6000万円)となっている」と、久保もマジョルカでの活躍により、市場価格が上昇していると指摘している。
かつては世界的なスーパースターを天文学的数字の移籍金で獲得する“銀河系軍団”として鳴らしたレアルだが、今後は有望な若手を獲得して育成する方針でチーム作りを進めてしていくのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)