内部対立のミラン、強化部門一新へ マルディーニの後釜に“CEOの右腕”就任が濃厚
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ガジディス最高経営責任者の右腕アルムシュタット氏が就任することが確実
ACミランで話題になった内部対立は、完全に経営サイドが黄金期をするOBを追い出す形で決着する模様だ。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は、元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏が務めたポストを、アーセナルからやってきたイヴァン・ガジディス最高経営責任者(CEO)の右腕が務めると報じている。
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ミランは近年の低迷を打破する策として、強化部門の幹部に黄金期を知るOBの元クロアチア代表ズボニミール・ボバン氏とマルディーニ氏を据える形で今季がスタート。しかし、来季の監督人事を巡って経営サイドの米ファンド「エリオット・マネジメント」とガジディスCEOのコンビと、OBコンビが対立した。
すでにボバン氏は解任されたが、さらにマルディーニ氏も現在のポストを追われる見込み。そこには、アーセナル時代にもガジディスCEOの右腕とされたヘンドリク・アルムシュタット氏が就任することが確実になったという。
対立の火種となった来季監督には、ドイツ人指揮官ラルフ・ラングニック氏との交渉が進んでいるようだ。そのうえで、移籍市場での予算を欲したラングニック氏に当初は1億ユーロ(約120億円)を保証する方針だったが、新型コロナウイルスの影響による減収を受けて7500万ユーロ(約90億円)のラインで交渉していると記事では伝えている。
こうした内部対立にはかつて指揮を執った元日本代表監督アルベルト・ザッケローニ氏や、OBの元イタリア代表デメトリオ・アルベルティーニ氏がOBコンビの肩を持つ意見を表明していたが、ミランはそうした流れと完全な決別をして再建への道を探ることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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