レアルからチェルシー移籍、なぜ破談? 元ブラジル代表FW、シティ入りの真相告白
現在トルコでプレーするFWロビーニョ、当時のシティ移籍の顛末について言及
現在、トルコ1部のイスタンブールBBSKに在籍している元ブラジル代表FWロビーニョが、レアル・マドリードからチェルシーに移籍するはずが、マンチェスター・シティへ移籍した理由を明かした。英紙「デイリー・エキスプレス」が報じている。
シティは2008年に投資会社アブダビ・ユナイテッド・グループ(ADUG)に買収され、その歴史が大きく変わった。ロビーニョは同年夏の移籍市場の最終日に、レアルからシティへ移籍した。新オーナーを迎えたクラブの最初の契約となったロビーニョによると、当時のシティはより多くのビッグネーム獲得に動いていたという。
ロビーニョはマンチェスターへ移ってから、持ち前のテクニックと得点能力で即座に活躍を見せ、リーグのスター選手の1人となった。最初のシーズンでは、プレミアリーグ31試合に出場して14得点を記録した。
シティ加入2シーズン目の途中でクラブを離れたロビーニョによると、当時のシティは元ブラジル代表FWカカに加え、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)も補強候補に挙げていたという。
「オーナーと何度か話し合いの場を持った。彼はカカやメッシの獲得にも動くと話していた」
シティに移籍したロビーニョは、「僕は所属したすべてのクラブでチャンピオンになった。シティ以外はね。何か後悔がないかと聞かれたら、シティでタイトルを一つも獲れなかったことが挙げられる。それだけが唯一、悲しい気持ちにさせられることだよ」と語っている。
当初、ロビーニョはレアルからチェルシーへ加入すると伝えられていた。実際に移籍は確定寸前まで進んでいたという。しかし、ロビーニョとの契約に自信満々だったチェルシーが契約を結ぶ前、ロビーニョのネーム入りレプリカユニフォームの販売を開始したことで、事態は急変したという。
「僕自身はチェルシーに行きたかった。(ルイス・フェリペ・)スコラーリ監督は、僕がチームに違いを作り出せる選手になると言ってくれていた。でも、レアルは彼らに不信感を抱いたんだ。彼らは、チェルシーが契約をまとめる前に、名前入りのユニフォームの販売を開始したことを不満に思ったんだ」
現在、ブラジル代表MFフェリペ・コウチーニョ(バイエルン)の獲得に乗り出していると報じられるチェルシー。ロビーニョの一件は教訓となったに違いない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)