仙台「35選手の最新市場価格ランキング」 主力は下落傾向も…“1.8億円”ゲデスら高額戦力を補強
【J1クラブ別推定市場価格|仙台編】新戦力のクエンカ、西村も1億円超え 守護神スウォビィクも増額
新型コロナウイルス感染拡大の影響により中断が続く今季のJリーグだが、5月下旬からの段階的な再開を目指した日程を白紙に戻すことが3日に発表された。J1は現時点でまだ1試合しか行われていないため、各チームの戦力を把握できていないファンも多いはずだ。そこで今回は視点を変えて、各チームの戦力分析を進めたい。
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ドイツの移籍専門サイト「transfermarkt」が更新している選手の“市場価格”は、その選手の価値を測るために評価を数値化したものであり、“推定移籍金”に近い意味を持っている。この市場価格をチームごとにまとめて比較・分析することで、J1リーグにおける各チームの戦力が見えてくるはずだ(※登録選手リストはJリーグ公式サイトを参照)。
■ベガルタ仙台(昨季11位)
選手市場価格総額:19億5900万円
チーム内最高額選手:アレクサンドレ・ゲデス(1億8000万円)
10年連続でJ1に残留しているベガルタ仙台は、常に紙一重の状態が続いている。主力の多くを残留させることに成功したが、そのほとんどが市場価格をダウン。金額を上げた選手を数えるほうが容易で、仙台一筋9年目のDF蜂須賀孝治(1億3200万円/2位)、昨季にJ1自己最多得点を更新したMF関口訓充(3600万円/22位タイ)のベテラン勢に加えて、昨季新加入選手のFW長沢駿(9600万円/6位)、MF松下佳貴(7200万円/10位タイ)、MF道渕諒平(6000万円/15位タイ)、GKヤクブ・スウォビィク(6000万円/15位タイ)、DF照山颯人(1200万円/28位)のみとなっている。
その他の昨季メンバーは軒並み市場価格を下げており、DFシマオ・マテが2400万円ダウンで1億2000万円(3位タイ)となるなど、チームとして下降線を辿ることが危惧された。
こうした流れを打破すべく、今季は積極的な補強に出ている。なかでもポルトガル1部のヴィトーリアから移籍してきたFWアレクサンドレ・ゲデスは、1億8000万円の評価でチーム1位となっており期待が高まる。