闘将ドゥンガ、新型コロナとの“戦い”で食料10トン寄付 「無駄にしている時間はない」
ブラジルでは感染者が約9000人に上るなか、食料10トンとおむつ2000個を寄付
世界中で拡大感染が止まらない新型コロナウイルス。南米最大のサッカー王国ブラジルでも同様の状況のなかで、かつてのブラジル代表のキャプテンと監督を務め、ジュビロ磐田でも闘将ぶりを発揮したドゥンガ氏が、10トンもの食料を寄付したという。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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ブラジルは現時点で感染者が約9000人、死亡者は350人を超えるなど南米で最も新型コロナウイルスの被害を受けている国の一つ。彼らのアイデンティティーと言えるサッカーも同様で、元日本代表MF本田圭佑が所属するボタフォゴを含むプロサッカーの公式戦が中断した状態になっている。
困難な状況のなかで動いたのは、1994年アメリカ・ワールドカップ(W杯)で主将を務めてセレソンを優勝に導いたドゥンガ氏だった。自身の公式インスタグラムの動画で「我々は課題を目の当たりにすることを余儀なくされている。我々が想像し得なかった信じられないことが起こっている」と現状を憂慮するとともに、「今、我々は支え合い、より良い人間として振る舞うことを試されている」と語っている。
力強く国民をサポートしようとしているドゥンガ氏は、約10トンの食糧と2000個のおむつを集める力を見せた。「我々はこの戦いを続ける。無駄にしている時間はない」と語るメンタリティーで、現役時代と変わらない“闘将”としての役割を果たしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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