不遇のベイル&ハメスに恩師が救いの手? “ターゲットリスト”入りとスペイン紙報道
アンチェロッティ率いるエバートンが獲得に動く可能性を指摘
レアル・マドリードは今季、ジネディーヌ・ジダン監督体制2年目で各ポジションの序列が固まった感がある。そのなかでレギュラーポジションから弾き出される形となっているのはウェールズ代表FWギャレス・ベイルとコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスだ。この不遇をかこう2人について、かつての恩師が救いの手を差し伸べようとしているとスペイン紙「マルカ」が伝えている。
ベイルとハメスに対して興味を示しているのは、プレミアリーグのエバートンだ。同都市のライバルであるリバプールがユルゲン・クロップ監督のもとで圧倒的な実力を見せつけている一方で、エバートンはナポリを解任されたカルロ・アンチェロッティ監督を招聘。チーム再建だけでなく、群雄割拠のプレミアリーグにおいてトップクラスを目指す野心を見せ始めている。
ビッグネーム獲得が一つの強化策となるが、クラブと監督は移籍市場のターゲットリストを作成。そこにはベイルとハメスの両者が含まれているのだという。これはアンチェロッティが2013年から2015年にかけてレアルを率いた経験があり、その当時にベイルとハメスを指導したことも要因のようだ。
アンチェロッティ時代のレアルでベイルは一貫してハイパフォーマンスを見せ、2014年のブラジル・ワールドカップ(W杯)後に加入したハメスにも指揮官は適正ポジションとモチベーションを与えた過去があるため、「マルカ」はかつての恩師と再びタッグを組む可能性があるのではと見ている。
懸念となるのはベイルの契約期間と年俸か。ハメスに関しては契約が残り1年(2021年夏まで)と移籍金の“バーゲン”が予想される一方で、ベイルは残り2年の契約。レアルでも屈指の高給取りであるベイルが納得する条件を出せるかが焦点となる。常に噂に上がるハメスとともに、ベイルも英国復帰を決めるのか。両者ともに加入となれば、移籍市場を騒がすビッグディールとなることは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)