ミラン本田がダービーでMOMに選出 データが証明した背番号「10」のすごみ
指揮官、ファンからも喝采を受けた理由を数値化
ACミランの日本代表FW本田圭佑は、31日に行われたインテルとの伝統のミラノダービーに先発出場し、後半44分までプレーした。前半35分に正確なクロスでDFアレックスの先制ヘッドをアシストする活躍で、3-0の勝利に大きく貢献。そのプレーの効果性はデータでも証明されており、データサイト「whoscored.com」の採点でもチーム最高評価を与えられ、「マン・オブ・ザ・マッチ」(MOM)に選出された。
同サイトでは200以上ものさまざまな項目を掛け合わせたトータルレーティングが行われ、全員が試合開始時には6点でスタートし、そこから増減し ていく形で表現される。
その中で本田は、両チーム通じてトップの8.46点を獲得。MOMに選出された。FWエムバイェ・ニアングが2位の8.35点と肉薄。背番号10は、1得点1アシストとインパクトを残したフランス人ストライカーをも上回っていた。
1アシストを含めたキーパス3回はチームトップ。全体でもインテルFWアデム・リャイッチの4回に次ぐ記録を残した。その他にも、ドリブル成功4回で同僚MFユライ・クツカと並んでトップタイ。パス成功率は80%でチーム4位だった。また守備にも献身的に走った本田は2度のインターセプトも記録した。
本田はミラノダービーという大舞台で存在感を示し、シニシャ・ミハイロビッチ監督も「信頼に足る選手だ」と絶賛。普段は辛口の伊地元メディアからも チームトップの評価を与えられていた。2016年に入り、全ての公式戦でスタメン出場を続けているなど好調を維持している。大一番での爆発で、足場を確実に固めつつある。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images